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最近の取り組み

キュウリのウィルス病対策

ウィルス病の病斑が少しずつ出ています。
昨年は最終的にCMVが10パーセント弱発生しました。
今年も発生してすぐに、遺伝子診断していただきました。
結果は今年もCMVでした。

感染を防ぐために
抜き取り→焼却が基本的な教えですが、
ウィルスの種類で病状の程度も違うので
特に栽培の中盤以降は逃げ切るか、
の現実的な策をとりたいものです。

今回は遺伝子診断の設備のある他県の技術センターさんに
無理を言ってをお願いしたので、ご紹介が難しいですが、
診断は、東京大学の植物医科病院というところで
1検体500円で公に行っていると教えていただきました。
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/ae-b/hospital/index.html
さすがに持ち込みは難しいですが、
広く受け付けているそうなので、郵送などでお願いできれば
とても便利なサービスです。

もうひとつ、二次感染を防ぐための策で
昨年より自動消毒はさみというものを導入しています。
https://muromachi-mt.com/item/v-%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AF%E3%81%95%E3%81%BF
ひとつ3,800円と少々高いですが、
収穫作業で感染を広げてしまっているのでは?という
もやもやした怖い気持ちを解消する
安心代と思えば安い感じがします。

中に入れる消毒液は推奨のものがあるそうですが、
ケミクロンG(次亜塩素酸)を100倍に希釈したもの
を使っている事例が多く、それを採用しています。
(成分的にはキッチンハイターを薄めたようなもの)

メーカーの日本曹達さんへも確認しましたが、
100倍希釈は、植物への薬害などもなく安心です。

ナスやキュウリ、トマトなどで使ってみてはいかがでしょうか。

今回はCMVでしたが、もったいないので、
延命の選択をしています。
最後までがんばってほしいです。

雨続き、梅雨寒、早く晴れてほしいものです。